【MLB】思わずニヤけてしまう? 右へ左へ、大谷翔平の驚愕特大弾ベスト5

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

ここまで12本塁打、特大弾ばかりの中で最も飛距離が出たのは…

 メジャー初本塁打からの3試合連発や、先日の2打席連発など、ここまで12本の本塁打を放っているエンゼルスの大谷翔平投手。右肘内側側副靱帯損傷のため投手としての登板はできていないものの、打者として米国に衝撃を与え続けている。メジャー挑戦1年目にして2桁本塁打に到達し、これからの本塁打量産にも期待が集まっている。

 8日(日本時間9日)の本拠地タイガース戦は、苦手としている左投手ハーディーが先発だったこともあってベンチスタート。チームはカルフーン、アップトン、プホルスと3本塁打で序盤からリードを奪い危なげのない試合展開で、大谷には出番はなかった。

 連日、大谷翔平の活躍を楽しみにしているファンも多いはず。そんなファンにとって、出番なしに終わったこの日のタイガース戦は残念だったことだろう。そこで、そんなファンの物足りなさを吹き飛ばしてくれるのは、大谷の一発に他ならない。見るだけで思わず、笑いがこみ上げてしまうほどの快感を呼ぶ大谷の特大弾。今季の大谷が放った12本塁打のうち、飛距離トップ5の特大弾を紹介していこう。

 MLB公式データ計測システム「スタットキャスト」の計測で飛距離トップ5を叩き出した5本は以下の通りだ。

○第5位:8号ソロ 435フィート(約132.5メートル)
7月23日 本拠地ホワイトソックス戦(右翼)

 この日は「6番・DH」で先発出場だった大谷。1点リードで迎えた4回1死で打席に入ると、ルーカス・ジオリートのツーシームを捉え右翼スタンド中段へ。飛距離435フィート(約132.5メートル)の大きな一発に、米メディアからは「この男がなぜ6番なんだ?」などと絶賛の声が上がっていた。

栄えある1位に君臨しているのは136.8メートルの…米メディア「異次元の期待を超えた」

○第4位:11号ソロ 443フィート(約135メートル)
8月3日 敵地インディアンス戦(右翼)

「3番・DH」で3試合ぶりの先発出場。初回の第1打席に左翼席へと飛び込む10号2ランを放った大谷は、続く3回にも驚きの一撃を放った。フルカウントから、先発のマイク・クレビンジャーが投じた94マイル(約149キロ)の真っ直ぐを捉えると、右翼スタンド中段へ飛び込む飛距離443フィート(約135メートル)の一発。この試合5打数4安打2本塁打3打点3得点1盗塁と大暴れし、マイク・ソーシア監督も「呆気にとられた」と驚愕していた。

○第3位:7号ソロ 443フィート(約135メートル)
7月8日 本拠地ドジャース戦(中堅)

 ドジャースとのフリーウェイシリーズとなった一戦、大谷はベンチスタートだった。同点で迎えた7回先頭で代打で登場すると、ドジャースの2番手右腕JT.シャグワから中堅フェンスを悠々と越えていく特大の一発を放った。7号ソロとなったこの本塁打は初の代打本塁打。前日に右膝に自打球を当てた影響から代打での出場となったが、443フィート(約135メートル)のアーチを放ち、米メディアから「投げられなくても、走れなくても、ここ一番での一発を打てる」などと称賛された。

○第2位:9号2ラン 446フィート(約135.9メートル)
7月25日 本拠地ホワイトソックス戦

 メジャーではチームの最強打者が入ることの多い「2番・DH」でスタメン出場。5回無死二塁でジェイムス・シールズが投じた初球の真っ直ぐを捉えると、打球は打った瞬間に本塁打と分かるほどの完璧な当たりに。飛距離446フィート(約135.9メートル)を弾き出す特大の一発に、米メディアからは「モンスター本塁打」と驚きの声が上がった。

○第1位:3号ソロ 449フィート(約136.8メートル)
4月6日 本拠地アスレチックス戦(中堅)

 まだ開幕直後で「8番・DH」でのスタメンだった大谷。2回2死で打席に入ると、2ボールからの3球目、アスレチックスの右腕ダニエル・ゴセットの94マイル(約151キロ)のツーシームを捉えると、打球は中堅の遥か頭上を越え、フェンスの向こう側へ。3試合連続本塁打となった一発は、飛距離449フィート(約136.8メートル)の特大弾となり、今でも大谷の最長飛距離本塁打として君臨している。いきなりの3戦連発にMLB公式サイトは「異次元の期待を超えた」とその活躍に惜しみない賛辞を送っていた。(Full-Count編集部)

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