MotoGP:マルケス、ドゥカティが強いレッドブルリンクは「最終ラップの最終コーナーまで競り合う」

 MotoGP第11戦オーストリアGPを前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが意気込みを語った。

■マルク・マルケス(MotoGPクラスランキング1位)

 チェコGPではトップ争いに加わりながら、なかなか前に出ることができず、3位に終わったマルケス。レース翌日のテストではトップタイムをキープ。

 レッドブル・リンクでは2016年に5位、昨年は最終ラップの最終コーナーまでドヴィツィオーゾと競り合い、僅差の2位に入賞している。ドゥカティが強い、レッドブル・リンクはチャンピオンシップ争いでもマルケスにとって重要な一戦となる。

「いくつかのポジティブな発見ができたブルノテストの後、レッドブル・リンクでそれらを試し、どう機能するのか様子を見たい。オーストリアはドヴィツィオーゾとロレンソが強いコースだが、僕も昨年は強かったので、最終ラップの最終コーナーまで競り合うことができるかどうか見てみよう」

「ウイークのスタートから速く走れるようにトライし、トップ争いに加わるつもりだ。ここでは6月にトロロッソのF1をドライブしたので、今年2度目の走行となる」

■ダニ・ペドロサ(MotoGPクラスランキング12位)

 チェコGPでは8位フィニッシュ。今シーズンはまだ表彰台に立てていないペドロサ。MotoGP昇格後、最も苦戦を強いられるシーズンとなっている。レッドブル・リンクでは2016年に7位、昨年は3位表彰台を獲得している。

「チェコGP後のテストでは、マシンのセットアップに取り組み、ここ数戦の課題について解決しようとトライした。僕たちは速く、コンスタントだった」

「レッドブル・リンクではそれがコースコンディションによるものだったのか、行なった変更で改善されたのかどうかが分かる。レッドブル・リンクは通常、僕たちにとって厳しいコースだから、それらを確認するには最適なコースだ。そこでフィーリングがよければ、非常に重要なこととなるはずだ」

「ミシュランの特別なリヤタイヤも供給されるから、それがどう機能するのかも様子を見たい。それからここでは天候もレースのカギを握ることになるだろう」

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