アスレチックス接戦制す ドジャースのミスが決勝点に

【ドジャース2-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム

アスレチックスは移籍後初先発となったマイク・ファイアーズが6回途中1失点の好投を披露し、6回終了時点で1点をリードしていたが、7回表に2番手のルー・トリビーノがクリス・テイラーにタイムリーを浴び、同点に追い付かれてしまう。しかし、8回裏に一死一、三塁のチャンスを迎え、クリス・デービスの打球はサードゴロになったものの、三塁手のマニー・マチャドからの送球を捕手のヤスマニ・グランダルが落球。三塁走者のマーカス・セミエンが生還し、これが決勝点となった。アスレチックス3番手のジューリス・ファミリアは1イニングを無失点に抑えて今季7勝目(4敗)。最終回を締めくくったブレイク・トライネンは29セーブ目をマークした。

マチャドからの送球は完全にアウトのタイミングであり、球審も一度はアウトのコールをしたものの、グランダルがマチャドからの送球を捕球できず、セミエンが生還。アスレチックスはドジャースのミスに助けられ、接戦を制した。ボブ・メルビン監督は「彼は我々が必要としていたことをしてくれた」と語り、ファイアーズの好投を称賛。メジャー有数の強力な勝ちパターンを有しているため、6回途中での降板となったが、女房役のジョナサン・ルクロイも「僕たちのブルペンが強力でなければ、彼は続投していただろうね。それくらい素晴らしいピッチングだった」と新戦力右腕の好投を絶賛した。現在ワイルドカード2位のアスレチックスはこの日敗れた同3位のマリナーズとのゲーム差を3に広げている。新戦力の活躍により、快進撃はさらに加速していきそうだ。

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