台風14号で警戒すべきは沖縄だけではない

日本の南海上にある台風14号は、北西へゆっくり進んでいますが、今後やや発達しながら自転車並みの速度で週末の沖縄地方に接近する見込みです。沖縄地方では暴風や大雨、高波などに警戒が必要です。また、台風縁辺の暖湿気流が流入する西~東日本でも、大気が不安定となって局地的な大雨や落雷、突風の可能性があります。さらに、太平洋沿岸では台風によるうねりが入ってきます。
台風が東シナ海に入った後の予報は現段階では非常にむつかしいのですが、転向して朝鮮半島を通過し、北日本に接近することも考えられます。台風の進路によっては影響する地域、影響の度合いが違いますので、最新の台風情報に注意してください。

気象予報士・饒村 曜

画像について:台風14号の進路図

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