長崎の89歳女性 意識不明で搬送 熱中症か

 長崎県内では9日、熱中症とみられる症状で、長崎市内の89歳女性が意識不明の状態で救急搬送され、重症と診断された。県消防保安室によると、県内では午後4時までに、ほかに2人が搬送された。いずれも短期入院が必要な中等症だった。
 長崎市消防局によると、重症の女性がいた自宅の部屋にはエアコンが設置されていなかった。近所に住む親戚が午後0時10分ごろ、119番通報した。
 長崎地方気象台によると、同日の長崎の最高気温は34・1度だった。県内では大村(35・1度)で気温35度以上の猛暑日となった。同気象台は今年27回目の高温注意情報を出した。

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