アルミ圧延品の6月輸入量、13%増 中国材が4割増加

 アルミ圧延品(板・押出・箔)の6月輸入量は前年同月比12・8%増の1万7158トンだった。全体の4割超を占める中国材が4割以上増えたほか、月間1千トンを超える韓国、米国、タイがそれぞれ前年同月を上回った。板、押出、箔の全品種が前年を超えた。

 品種別では板類が11・2%増の8874トンだった。前年に首位だった韓国材は2424トン(5・8%増)に増加したが、中国材が5割増の3012トン(52・0%増)となったことで首位が入れ替わった。米国材も1158トン(13・4%増)に増えた。

 押出類は17・6%増の3417トンだった。板類同様に中国材が3割を超える841トン(36・7%増)となったことで、米国材の756トン(2・2%減)を上回った。ベトナム材は597トン(2・2倍)、タイ材は565トン(24・4%増)だった。

 箔は12・5%増の4867トン。7割を超える中国材が3785トン(27・9%増)となったことが全体をけん引した。

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