ミランでの仕事を1年で辞任…アッビアーティが明かすクラブの「荒れた内情」

『Gazzetta dello Sport』は9日、「元ミランのGKクリスティアン・アッビアーティは、クラブから離れた理由について話した」と報じた。

昨季ミランで「チームとクラブの間の連絡役」という立場の仕事を任されていたが、今夏辞任することになったアッビアーティ。今後は自身が展開するハーレー・ダビッドソンのディーラーに集中するという。

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なぜ1年でミランを離れることを決めたのか?アッビアーティは以下のように話し、あまりにも組織が混乱していたと明かした。

クリスティアン・アッビアーティ 「コーチ、スポーツディレクター、選手、そしてミラネッロ。奇妙な役割だ。常に正しいバランスをとる。

例えば、選手が何か愚かなことをして、それをコーチに報告するとする。それは、『スパイ』と見られてしまうリスクがある。

端的に言えば、とても『政治的な』役割だった。そして、これは私には向いていないと今では理解しているよ。

多くの場合、私は激怒しながら家に帰っていた。

だから続けないというのが私の選択だ。マッシミリアーノ・ミラベリSDが契約更新を申し出てきたが、断った。スーツとネクタイを着けて働き続ける自分を想像できなかった。

私のミスは、昔のミランと比較してしまったことだね。あれが評価基準になっていた。

そこには、経営陣に多くの混乱があった。それは完璧な道を進もうとした不透明な組織だった。

それが終わった状況は驚きではなかった。あのような形が続くよりも、終わったほうがいいだろう。

私の基準点はジェンナーロ・ガットゥーゾだった。

彼と共有した目的は、ミラネッロをかつてのように戻すこと。態度に正しいルールを伴わせてね。

リーノ(ガットゥーゾ)は怪物だ。監督として多くの驚きを与えてくれた。彼は選手の頭に入り込み、刺激を与え、奮い立たせられる。今の世代では簡単ではないことだ。

私がエリオット・マネージメント(新オーナー)に助言するとすれば、彼と緊密に連携しろということだ」

(モンテッラ元監督について)

「彼は災害だった。誰も信頼しなかったから、間違った方向へと進んでしまったんだ」

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