【MLB】打球速度196キロ スタントン“驚弾”に解説が言葉にならぬ絶叫「おぉぉぉぉ」

レンジャーズ戦で衝撃の本塁打を放ったヤンキース・スタントン【写真:Getty Images】

地元テレビ局の実況席は大興奮「彼はボールを凹ませている」

 ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が9日(日本時間10日)の本拠地レンジャーズ戦で、打球速度196キロという“史上最速アーチ”をかけた。開いた口が塞がらない驚愕の一発に、地元テレビ局で解説を務める通算246発の元外野手は「おぉぉぉぉ」と絶叫するしかなかった。

 衝撃的な一撃は、2点リードの5回1死走者なしの場面で生まれた。右腕フラドが内角へ投じた91.1マイル(約146.6キロ)をフルスイング。すると、打球角度17度と低い弾道で飛び出したライナー性の打球は一直線で左中間席へ突き刺さった。3試合連続弾となる28号ソロは飛距離449フィート(約136.8メートル)の特大アーチとなった。

 注目は、121.7マイル(約195.9キロ)の打球速度だ。自身と同僚のゲーリー・サンチェスが記録していた今季最速121.1マイル(約194.9キロ)を0.6マイル(約1キロ)上回ってトップに。マーリンズ時代の昨季に122.2マイル(約196.7キロ)の単打をマークしたスタントンだが、スタットキャストが導入された2015年以降の本塁打では史上最速となった。

 この驚愕の一発に、地元テレビ局「YESネットワーク」も驚きを隠そうとしなかった。長年専属実況を務めるマイケル・ケイ氏は「レフトに打ち込みました! これは入ります! 入りました!」と大興奮。さらに「彼は本当にボールを凹ませてますよ」と唖然とするしかなかった。

 さらに、解説を務める通算246発を誇り、エクスポズやオリオールズなどで外野手だったケン・シングルトン氏は、打球速度が表示されると「おぉぉぉぉ」と驚きのあまり絶叫するしかなかった。

 開幕からずっと見守ってきた両氏をも驚かせた“驚弾”。8月に入り9戦4発と調子を上げているスタントンには、前人未到の200キロ超えのアーチも期待したいところだ。(Full-Count編集部)

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