メクル第297号 夏休み学習会 地域の大人がアドバイス 小佐々地区

 夏休み期間中、地域(ちいき)の大人が見守りながら家の近くの公民館で勉強をする学習会が、佐世保(させぼ)市小佐々(こさざ)地区で開かれ、市立小佐々小の児童が夏休みの宿題に取り組んでいます。
 地域と学校が一体となって子どもを育てようと、各地区の子ども会を中心に昨年から始めました。校区内の6地区で、3日~1週間ほど開かれます。
 7月25日、黒石地区公民館(小佐々町)では児童14人が参加。近くに住む大人6人に「答えは合っているけど、ていねいに書かないと正解(せいかい)はもらえないよ」「目が悪くなるから姿勢(しせい)よくすわろう」などとアドバイスを受けながら、真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)で算数や国語の宿題をしていました。
 同校の放課後補習学習ボランティアにも参加している青山(あおやま)みどりさん(70)は「スーパーで声をかけてくれる子もいて、元気をもらっている」と笑顔。4年の室田呼人(むろたよひと)君は「家より集中できて、分からないことは聞けるので、はかどる」と話しました。

アドバイスを受けながら宿題に取り組む児童=佐世保市小佐々町、黒石地区公民館

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