特産品、路線バスで発送 水俣・芦北地域で「客貨混載」スタート

商品を産交バス水俣営業所に持ち込む事業者(右から2人目)。その後、担当者が専用の箱(手前)に入れ、路線バスに載せた=水俣市

 熊本県や県南の農林水産業者らでつくる「くまもと県南フードバレー推進協議会」は10日、オリジナル通販サイトの商品を路線バスに載せて、水俣・芦北地域から八代市に集める客貨混載事業を始めた。

 協議会が通販サイト「くまもと県南ふぅーど市場」で、7月下旬に始めた集配システムの一行程。消費者は従来、詰め合わせ商品しか選べなかったが、個別の品を買うことができるようになった。

 協議会から業務委託を受ける地域商社「KASSE JAPAN」(熊本市)が、集められた商品をバスで発送。八代市のNPO法人「とら太の会」作業所で障害者がこん包し、宅配業者が消費者に届ける。

 商品受け取り場所の一つ、水俣市の産交バス水俣営業所には、市内の2事業者がドレッシングなどの商品を持ち込んだ。福田農場の濱崎泰一営業卸部長(48)は「消費者の選択肢が広がり、利便性が上がる」と期待を寄せた。路線バスなどが乗客と荷物を一緒に運ぶ客貨混載は、人口減を背景に過疎地など全国で広がっている。(福山聡一郎)

(2018年8月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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