高度な演出可能に 熊本県立劇場の吊物システム更新

操作用のパネルを使って吊物を動かす県立劇場の職員=熊本市中央区

 熊本県立劇場(熊本市中央区)の演劇ホールで、大道具などをつるして動かす「舞台吊物[つりもの]機構」の改修工事が終わり、10日、関係者に公開された。2月から休止していたホール使用を17日から再開する。

 県の事業で、総事業費約6億9千万円。開館以来初めての大規模な工事となり、姜尚中館長は「改修により、高度な演出を安全に見ることができる。これからも劇場をより良くしていく」と話した。

 吊物機構は、舞台の天井から大道具、照明、幕などをつるして動かすシステム。劇場によると、これまで「バトン」と呼ばれる62本の鉄の棒などでつり下げ、うち3分の1を手動で操作。システム全体が老朽化していた。

 改修後はコンピューター制御となり、バトン66本と舞台の幅を変える仕組みをすべて電動で操作。場面転換が速くでき、落下事故の防止にもつながるという。LEDパネルなどのセットにも対応できるようになった。システム制御盤の重量が増したため、舞台天井裏から地下へ移設した(深川杏樹)

(2018年8月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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