中学校のバレー部顧問が体罰

平手打ち、過去にも懲戒処分 宇都宮市教委が発表

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バレー部顧問教諭による体罰について謝罪する宇都宮市教委幹部=10日午後3時すぎ、宇都宮市役所

 宇都宮市教育委員会は10日、市内中学校の男子バレーボール部顧問を務める男性教諭(52)が、3年と2年の同部主力メンバー6人に、頬を平手打ちするなどの体罰を加えていた、と発表した。体罰は昨年8月から約1年間にわたっており、延べ13回に上るという。男性教諭は、過去にも同様の体罰で懲戒処分を受けていた。今後、県教委が処分を決定する。

 市教委によると、男性教諭は7月16日、県外で行われた練習試合の際、主将を務める3年生の左頬を「プレーが弱気だ」などとして平手で1回たたき、口の中を切るけがをさせた。また、昨年8月下旬から今年7月まで、主将を含む部員6人を自分が履いていたシューズでたたいたり、すねを蹴ったりする暴力行為をした。受診するなどのケースはなかったという。

 7月20日に匿名の電話が市教委にあり同日、市教委が学校長に事実関係の確認を指示。学校からの報告を踏まえ、県教委とともに調査をした結果、今回の事案が体罰に当たると判断した。学校側は、この教諭をバレー部の顧問から外し、同26日に開いた緊急保護者会で経緯を説明した。

 男性教諭は過去にも、別の中学校バレー部で体罰をし減給の懲戒処分(2013年3月)を受けた。また、校内で飲食をしていた複数の生徒を平手でたたき、文書訓告処分(06年3月)を受けている。

 同一教諭による3度目の体罰事案について市教委は「県教委と連携し、当該教諭の処分を厳正に対処する」としている。