ノーヒッター危機から逆転劇 カブス接戦制し首位死守

【ナショナルズ2-3カブス】@リグリー・フィールド

ナショナルズ3連戦初戦を迎えたカブスはまさに劇的な勝利と言ってもよいだろう。チームは相手先発、ジェレミー・ヘリクソンの前に5回まで無安打に抑えられていたが、6回に満塁のチャンスをきっかけにジェイソン・ヘイワードのタイムリーで瞬く間に同点に追いつくと7回にも同様に満塁の場面を迎え、アンソニー・リゾーが勝ち越しとなる押し出し四球を選んで1点差の接戦をモノにした。一時は大記録を達成される可能性からの逆転劇だった。

試合の流れは当初、ナショナルズにあった。初回、1死一・二塁からフアン・ソトのタイムリーで先制点を記録すると続く2回にはアダム・イートンにも打点が付き、序盤から2点のリードを守ってきた。先発のヘリクソンは武器の緩急でカブス打線に隙を与えない。しかし、6回に突如として制球が乱れて瞬く間にピンチを広げ、ここで降板となった。その後、マウンドに立ったサミー・ソリスが打たれたこともあり、ヘリクソンは6回途中2失点、無安打投球をしながら勝利投手の権利を逃した。勝利したカブスは先発のカイル・ヘンドリックスが勝ち星こそ付かずも6回2失点の好投した。

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