JR木次線、猛暑で運休相次ぐ レール変形の恐れ

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 記録的な猛暑の影響でレール温度が上昇し、JR木次線の列車が運休・部分運休するケースが増加している。7月2日~今月10日の40日間で計79本と、昨夏の3・6倍に上っている。

 JR西日本米子支社によると、高温でレールが変形する恐れがあり、安全のためレール温度が規制値に達した場合は、列車の運行を一時見合わせている。木次線の規制値は57度。同期間に規制値を上回るか、規制値に達する恐れがあるとして一時運転を見合わせたのは計14日。普通列車49本が運休、30本が部分運休し、計約1300人に影響した。

 最も影響があったのは今月1日。午後1時20分から約4時間運転を見合わせ、計9本が運休・部分運休した。

 昨年はレール温度の上昇を原因として一時運転を見合わせたのは3日間で、運休・部分運休した列車は計22本だった。

 米子支社によると、山陰線などは、枕木の両端に石を高く盛ることで、レールを安定させ、気温上昇時の変形を防いでいる。しかし、木次線は敷設当初から石を盛っておらず、代わりに山陰線などよりも規制値を低く設定しているという。

 米子支社は「今年は暑さによる運転見合わせが明らかに多い。安全確保のため乗客の皆さんにご理解をいただければ」と話している。運休時にはバスやタクシーでの代行輸送で対応している。

 松江地方気象台によると、今夏の島根県内の猛暑日は10日時点で、松江市が10日と前年より6日増、雲南市掛合が7日で4日増、昨年ゼロだった奥出雲町横田が7日となっている。

レール温度の上昇を原因とした運休が増えているJR木次線