ハクビシン、タヌキ… 市街地の獣害防げ 市が箱わな貸し出し

庭に設置した箱わなに異常がないかを確かめる男性

 ハクビシンやアライグマ、タヌキなどの野生動物が群馬県内の市街地に出没し、家屋や庭先を荒らす事例が増えている。後を絶たない被害の報告に、新たな対策を始めた自治体もある。高崎市は市民に無料で箱わなを貸し出し、太田市は業務時間外の鳥獣対応を民間事業者に委託。他にも撃退グッズを職員に装備させるなど、害獣退治に知恵を絞る。

 県内ではハクビシンやアライグマが平野部にすみ着き、全域で民家のふん尿被害が確認されている。イノシシの被害は深刻だ。2016年に桐生市の男性がかまれて死亡したほか、昨年11月には大泉町内で女児が軽傷を負うなど、住宅街での事例が相次いだ。県は「里山に住む人が減少したことで、野生動物が都市部により近い場所で生息できるようになったことが要因」とみる。

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