白山古墳の出土品 初めて里帰り 歴史博物館で和同開珎など展示

和同開珎などの貴重な資料が並ぶ

 奈良国立博物館所蔵の白山(はくさん)古墳(前橋市苗ケ島町)の出土品が9月24日まで、群馬県立歴史博物館(高崎市)のテーマ展示室で公開されている。初めて「里帰り」が実現した和同開珎(かいちん)や蕨手刀(わらびてとう)、鉄鏃(てつぞく)など約20点が並ぶ。

 考古資料を博物館同士で相互に貸し借りし活用する事業の一環。同古墳は8世紀前半の築造とされる。石室から和同開珎が見つかる例は珍しく、最終段階の古墳の姿を示す全国的に希少な古墳として知られている。出土品は1959年に国有化された。

 歴史博物館の担当者は「古墳のある赤城山南麓には山上(やまがみ)多重塔など、地域の繁栄を示す遺跡もあり、歴史にも注目してほしい」としている。

 月曜休館(8月13、9月17、24日は開館)。一般300円。問い合わせは同館(電話027-346-5522)へ。

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