中村学園女子が2年連続3冠 全国高校総体・剣道女子団体

中村学園女子を2年連続3冠に導いた妹尾(左)

全国高校総体(インターハイ)第12日は12日、三重県伊勢市の同県営サンアリーナなどで行われ、剣道の女子団体で中村学園女子(福岡)が決勝で守谷(茨城)を破り、3年連続3度目の優勝を飾り、春の全国選抜大会、7月の玉竜旗との高校3冠を2年連続で達成した。女子個人も中村学園女子3年の妹尾舞香が2連覇を果たした。男子団体は九州学院(熊本)が2年ぶり7度目の頂点に立った。柔道女子は78キロ超級で春の全国選手権無差別級覇者の高橋瑠璃(東京・帝京)が優勝。78キロ級は長谷川瑞紀(兵庫・夙川学院)、70キロ級は1年の桑形萌花(同)、63キロ級は檀野芽紅(大阪・星翔)が制した。新体操の団体は女子で昭和学院(千葉)が19・800点で勝ち、男子は神埼清明(佐賀)が18・050点で2連覇した。

■無敵の女王妹尾が決めた

全ては最強の大将に託された。決勝の守谷戦。代表戦で妹尾が延長で面を決めた。緊張感の張り詰めた会場が波打つように万雷の拍手に包まれた。中村学園女子が3連覇。春の全国選抜大会、玉竜旗と合わせ2年連続の高校3冠だ。

「本当にうれしいです。前の人たちがたすきを渡してくれた。高校最後の試合をきっちり勝って終わらせて良かった。最高のチームだと思う」。逆境をはねのけ、期待に応えた妹尾が万感を込めた。

決して簡単な戦いではなかった。決勝は全国選抜、玉竜旗に続き、守谷と3度目の頂上決戦。1-2の劣勢で妹尾が竹刀を握った。相手大将は福岡市出身で手の内を知り尽くした柿元。「打たせないで狙えるところにきっちり決めていく」。面で1本勝ち。同じ顔合わせとなった代表戦でも再び退けた。

主将を務める妹尾は大会前に選手を集めた。「この試合が最後なのでいつ終わるか分からない。どこで負けても悔いが残らないように全身全霊で戦おう」。2連覇を懸けた個人戦でも気持ちはチームにあった。「団体にいい流れをつくりたかった」。団体決勝直前にあった個人戦の決勝。松山北の渡辺に延長で得意の面を決めた。

9月には韓国・仁川での世界選手権に高校生でただ一人出場する。「中村学園の最後の1本を取れてうれしい。世界大会でも思い切って自分の剣道を出していく」。妹尾を中心に2年連続3冠の偉業が成し遂げられた。 (小畑大悟)

=2018/08/13付 西日本スポーツ=

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