ソフトB松本裕、球数減らしエース級に成長を/西村龍次氏の目

松本裕の出来は前回登板より悪かった。一番の違いは全体的に球が高めに浮いていたこと。それでも強力打線を抑えて試合をつくることができたのは、投球術を持っているためだ。

この試合でも一つの球種でスピードを3段階ぐらいに変える投球術が通用した。打ち取りにくい好打者の近藤、西川を完全に抑えた。特に近藤はタイミングを取りにくそうで、自分のバッティングをさせてもらえなかった。日本ハム打線は間合いをずらすなど揺さぶってきたが動じなかった。

将来のエース候補と確信した。ただ実際にエースになるには、球数を減らさないといけない。前回登板と合わせ、空振りを取れるボールが必要という課題がはっきり見えた。この試合でも、初回は打者4人に対しただけなのに29球も費やしてしまっている。ホームベースの幅の中で低めのボールゾーンに決め球を投げたい。左打者にも苦労しているようだ。左打者の外角に投げるツーシームが有効だと思う。

初回に先制本塁打を浴び、球数も投げて苦しんだ。それだけに、その裏の柳田の逆転2ランが大きかった。松本裕の背中を押す一発だった。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/08/13付 西日本スポーツ=

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