大阪桐蔭・根尾に金足農・吉田…甲子園逸材たちの評価は ソフトB編成の要に聞く

大阪桐蔭・藤原
金足農・吉田
報徳学園・小園
折尾愛真・松井

まず永井氏が「“悩ましい”存在」と表現するのが大阪桐蔭・根尾だ。この言葉を選択したのは「投手としても絶対にいいけど、それ以上に野手としての能力が高いから」。野手か、投手か、二刀流か。どこに力点を置くかで、球団のドラフト戦略上の位置づけも変わってくるわけだ。2回戦以降で投手としても活躍すれば「評価がさらに変わる。ただ野手としては既にトップクラス」。

他の大阪桐蔭勢の評価も高い。藤原について、上林(2014年4位)、中村晃(08年高校3巡目)のソフトバンクの指名に見られるように、高校生の外野手が「能力を評価されづらいポジション」と断った上で「1位候補に挙がる時点で本当にすごい。何年かに一人の素材」。1回戦で1失点完投した柿木にも触れ「同じチームに1位候補がこれだけいるケースもなかなかない。2人と比べたらかわいそうだけど、彼ももちろん、いい評価です」と強調した。

初戦を14奪三振で完投した金足農・吉田は140キロ台後半の速球、変化球の制球力、フィールディング、けん制、ピンチでの球の“強弱のつけ方”など、投手に必要な素養全てのレベルが高いと言い「これができたらいいのに、という未知の部分が少ない。あとは上積みしていけばいいだけ。野球センスを感じるし、個人的には好きなタイプ」と絶賛する。

報徳学園の遊撃手・小園は「2軍の試合に今すぐ入れても大丈夫」。根尾を野手として評価した場合でも「ショートが欲しい球団は2人で迷うはず」。智弁和歌山の三塁手・林についても「高校生であれだけスイングのヘッドスピードが出る。根尾君や藤原君より速いんじゃないか」と秘めたパワーを高評価した。

九州勢で逸材に挙げたのは折尾愛真の主砲・松井。身長191センチの大型内野手ながら「動きが鈍くないし、足も決して遅くない。打つ技術はこれから上積みしていかないといけないけど、素材として考えると魅力。将来性を感じる」という。

また今大会は2年生投手に好素材が目立つ。横浜の身長182センチの左腕・及川は「大型左腕であれだけボールを操れる。今すぐにでもとりたい」。150キロをマークした星稜・奥川も「来年にかけてもっと伸びる」。初戦で16奪三振の創志学園・西については「ハートの強さもプロ向き」と評した。

=2018/08/13付 西日本スポーツ=

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