柳田点火ソフトBが6発!球団新206発ペース 「小久保・松中・城島・井口」の01年超えへ

3回2死 上林17号ソロ
3回2死一、二塁 中村晃10号3ラン
4回無死 松田宣21号ソロ
5回無死一塁 デスパ25号2ラン
5回1死一塁 松田宣22号2ラン
逆転2ランを放ち工藤監督とタッチを交わす柳田
2001年ダイエーの(左上から時計回りに)小久保、松中、井口、城島

◆ソフトバンク11-5日本ハム(12日・ヤフオクドーム)

ギータ弾で着火! 柳田悠岐外野手(29)が軽度の頸椎(けいつい)捻挫から復帰後初アーチとなる25号2ランを放つと、ホークス打線が一気に快音を重ねた。中村晃、デスパイネも本塁打を放ち、クリーンアップがそろい踏みのアーチをかければ、上林も一発。松田宣は2打席連発だ。計6本塁打で2位の日本ハムからカード勝ち越しを決めた。現在97試合でチームの通算本塁打は140本。福岡ダイエー時代の2001年の球団記録、シーズン203発を超える206発ペースで打ちまくる強力打線が反攻の軸となる。

ヤフオクドームに詰めかけた大勢の観客を、花火大会に誘ったのは柳田だった。1点を先制された直後の初回1死三塁。日本ハム先発の高梨が投じた5球目、甘い146キロの真っすぐを完璧に捉えた。走りだすことなく、バットを両手で握ったまま行方を見つめた打球は左翼席へ着弾。首痛から復帰後8試合目の逆転25号2ランに「打った瞬間、良い感触だった。本塁打は全て良い感じ」と満足そうにうなずいた。

自身のフラストレーションも振り払う、7月24日のロッテ戦(京セラドーム大阪)以来19日ぶりの一撃だった。「ここ何試合かは自分のバッティングができていなかったので。自分のいいスイングができたと思う」。8月2日の西武戦で復帰後も、20打数4安打と本領発揮とはいかなかった。

復調を目指して試行錯誤を重ねた。「しっくりきていなかった」。打席での左脚の角度や右脚の踏み込みなどを修正し、試合前の打撃練習ではスタンスにも若干の変更を加えた。

その上で逆方向へ放った“らしい”アーチが、打線に勢いをもたらした。「貢献できたかな」と本人も納得の表情を浮かべる。「非常に大きかったよね。逆方向に出るのはいい傾向。これがいいきっかけになるんじゃないかな」。工藤監督も5回の内野安打を含めて、2試合連続マルチと復調の兆しに上機嫌だ。

主役の一撃から3回は上林がソロで中村晃が3ラン、4回は松田宣がソロと次々とお盆休み真っただ中の本拠地にアーチがかかると、5回はデスパイネが2ラン、再び松田宣が2ランと計6本塁打だ。打線も先発全員安打となる13安打の猛攻で11得点。自力V消滅の危機だった一戦で快勝だ。

チームはこれでシーズン140本塁打に到達。工藤ホークスで最多だった昨年の164本の更新はもちろん、小久保、松中、城島、井口の「30発カルテット」が大暴れした2001年の球団記録シーズン203本塁打を上回る206本ペースで打ちまくっている。

対日本ハムとの同一カード3連戦では4月以来となる勝ち越しも決め、勝率も5割に戻した。工藤監督も「チームに勢いがつく、乗っていくような本塁打をみんなが打ってくれた」と手応えを示す打線が、苦しいV2への道のりを切り開く。 (山田孝人)

■デスパイネ、ギータに負けない

デスパイネが、柳田に負けじとチームトップタイの25号2ランを放った。試合前まで24本塁打で並んでいた柳田が初回に2ランを放ち1本差となったが、5回無死一塁で加藤の直球を完璧に捉え打球を左翼席中段へとたたきこんだ。「打った瞬間入ると思った。チームのいい流れに乗れて良かったよ」。昨季のリーグ本塁打王らしい貫禄の一発で、大勝に貢献した。

=2018/08/13付 西日本スポーツ=

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