いざ大阪桐蔭戦 沖学園、2枚看板「七色の魔術師」と「力自慢」で勝負

大阪桐蔭戦に向け調整する沖学園・石橋

第100回全国高校野球選手権記念大会に初出場し甲子園初勝利を挙げた沖学園(南福岡)は13日に2度目の春夏連覇を目指す優勝候補の大阪桐蔭(北大阪)と対戦する。12日は兵庫県西宮市の大阪ガス今津総合グラウンドで調整を行い、初戦の北照(南北海道)戦で2失点完投したエース斉藤礼(3年)と右腕の石橋幹(同)が、プロ注目の藤原恭大(3年)や根尾昂(同)を擁する大阪桐蔭打線を封じる“金星”を誓った。

どんなチームが相手でも恐れることはない。スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を操ることから鬼塚監督に「七色の魔術師」と称される斉藤は「野手を信頼している。いつも通りに追い込んでから打たせて取り、打者に狙いを定めさせない投球をしたい」と、1回戦で完投した自信を胸に、甲子園2戦目でも力投を誓う。

「相手は打撃のチーム。1番から9番まで気が抜けない」。斉藤が警戒する大阪桐蔭は、作新学院(栃木)との1回戦こそ7安打3得点ながら、藤原、根尾ら多くのドラフト候補を擁して史上初の2度目の春夏連覇を目指す優勝候補筆頭だ。鬼塚監督は「斉藤がどこまで緊張感をもちながら粘れるか」と期待を寄せる。斉藤も「緊張はない。全力を尽くして勝ちたい」と力強い。

北照戦で出番がなかった石橋も強豪との戦いを前に闘志を燃やす。昨秋から毎晩ご飯を3合食べるなどの“食トレ”で、冬を越えて体重は67キロから8キロ増の75キロに。140キロだった球速も今年6月には自己最速の146キロに達した。今夏の南福岡大会では2試合計2回1/3を投げて1失点。「真っすぐに力がある」と鬼塚監督が評価する右腕は「強打のチームを抑えたい。落ち着いて、楽しんで投げられれば」と意気込んだ。沖学園の二枚看板が甲子園に新たな歴史を刻む。 (広田亜貴子)

=2018/08/13付 西日本スポーツ=

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