ストーン監督と戦争考える 富山

 米国の映画監督、オリバー・ストーンさんと共に、戦争や富山大空襲について考えるイベント「Think&Imagineオリバー・ストーンと考える未来の富山」が12日、富山市の富山国際会議場で開かれた。パネルディスカッションなどがあり、ストーンさんは「唯一の被爆国の日本は、世界の平和のために特別な役割を果たせるはず。平和憲法を大切にしてほしい」と強調した。

 ストーンさんは世界的な映画監督の一人。米軍による原爆投下や日本の都市への空襲を「戦争犯罪」と批判している。富山大空襲にも関心を寄せており、北日本新聞社と富山テレビ放送でつくるイベント実行委員会の招きに応じた。イベントは富山市共催。

 約600人が会場を訪れ、冒頭で忠田北日本新聞社長があいさつ。続いて、ハリウッドで活動していた脚本家で現在は富山市在住のマイケル・ゴザードさんを進行役に、ストーンさんと、アメリカン大歴史学部教授のピーター・カズニックさんがパネルディスカッションを行った。

 ストーンさんは、戦争という国家の行為を痛烈に批判。「私たちは、自らの国であっても“国家”に対して批判的な視点を持つべき。素晴らしい未来を築くため、歴史の教訓に学ぶことも大切だ」と語った。

 来場者の質問に答えるコーナーもあったほか、ベトナム戦争を描いたストーンさんの監督作「プラトーン」(1986年)も上映された。

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