Dr.TRIBE【試合診断書】プレミアリーグ第1節 アーセナル対マンチェスター・シティ

大会:プレミアリーグ
カード:アーセナルvsマンチェスター・シティ
スコア:0-2
アーセナル担当医:菊池大将(@yukkenokonoko
マンチェスター・シティ担当医:高橋羽紋
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審


アーセナルMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし


アーセナルTHW(ザ・ハード・ワーカー):対象者なし


アーセナルMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):

試合を通していいところのなかった選手の1人。シティの選手に囲まれパスの精度は低く、杯プレッシングも、後方かみ合わなかった。プレーエリアが広く、サイドに流れたところでスペースを作ってしまい、アグエロなどに有効に使われた。


シティMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):フェルナンジーニョ

最も危険なエリアで怖がらずにボールを受け続けた。判断ミスは試合を通してほぼゼロ。シンプルにプレーし、アーセナルの前線からのプレスを見事に回避した。守備面でも気の利いたポジショニングでピンチを未然に防いだ。


シティTHW(ザ・ハード・ワーカー):カイル・ウォーカー

抜群のタイミングで攻撃参加しチーム全体の攻勢を強めた。守備面でも互角なボールの競り合いや空中戦で負けず、広いスペースを一人でカバーすることに成功。3CBの左として難しい役割を完璧にこなしている。


シティMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし


アーセナル監督:ウナイ・エメリ

この試合の大きな課題は2つ。ビルドアップの局面と、最終ラインのライン設定だ。GKを本格的にビルドアップに参加させるのであれば、チェフでは心もとない。ベジェリンも技術が足りていないだろう。また、2ボランチのポジショニングも最適化できておらず、チェフからボールを受けた選手が苦しんだ。

シティに対してオーバメヤン、ラムジー、ムヒタリアンなど、高い位置から積極的にプレスをかけ、ジャカやゲンドゥージもそれに合わせてプレスをはめに行ったが、最終ラインが付いてこれておらず、2ライン間に大きなスペースができた。そこをアグエロなどに良いように使われてしまった。結果として多くのピンチを招いている。また、カウンターを裏返されたときも同様に、前線と最終ラインが大きく間延びし、スペースを与えすぎてしまった。

攻撃面ではメンディのところを上手くつきたかったが、有効な改善策はなかった。ただラカゼットとトレイラを近い時間に投入したことで、シティの2ライン間でタメを作ることには成功している。

その他にもマークの受け渡しやカバーリングなど、課題が山積しているように見えた新体制。上昇気流に乗るにはもう少し時間が必要かもしれない。


シティ監督:ジョゼップ・グアルディオラ

昨季王者が挑戦者に対して強さを見せつけた開幕戦となった。シティのフォーメーションを表現するのは非常に難しいが、攻撃時は3-1-4-2、守備時は4-4-2のような形で対応。アーセナルの陣形に対して全ての局面で優位に立った。

全選手が高次元のプレーを見せた。この試合で特筆すべき2人は3バックの右に入ったカイル・ウォーカーとアンカーのフェルナンジーニョ。前者は、恵まれたフィジカルを活かして右サイドの広いエリアをカバー。後者は高強度のプレーをシンプルに、判断ミスなくこなした。両者は攻守ともに隙のないプレーを見せており、地味ながらチームに欠かせない存在だ。

プレミアリーグ復帰戦となったバンジャマン・メンディは2アシストと結果を残し、スターリングと良好な縦関係を見せた。しかし、シティの左サイドバックは要求されるレベルが極めて高い。ボール保持時はインサイドハーフとしてプレーすることが求められる。メンディにはまだ中央でボールを受けた時の判断に遅れが見られ、致命的なミスを2度犯している。今後適応しなければいけないポイントだ。

新加入のリヤド・マフレズは独特なリズムでドリブルし、チームの良いアクセントになっていた。現時点でも1対1の仕掛けなどで局面で優位を作れているが、今後連携を高めれば流動性を持ったポジションチェンジなど更なる脅威を生み出せるはずだ。

昨季作り上げたチームをベースに新たなアクセントが加わったシティ。2連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。


主審:マイケル・オリバー

アグエロがエリア内で倒されたシーンはPKを与えても良かったかもしれない。ただ、オフサイドなどにミスはなく、判定の基準も一貫していた。




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