MF堂安律が所属するフローニンヘンは12日、エール・ディビジの開幕節でフィテッセと対戦した。欧州2年目のサムライが初戦から目に見える結果を残している。
この一戦でスターティングメンバーに名を連ねた堂安は、1点ビハインドで迎えた38分、右からの折り返しを相手DFと激しく競りながらニアで合わせ、貴重な同点ゴールをもたらした。しかし、その後フローニンヘンは大量4失点。90分通してスコアを1-5とされ、黒星スタートを切ることとなってしまった。
チームは大敗したものの初戦からゴールを記録し、個人としては幸先の良いスタート切った堂安は、得点シーンを「19番の選手がサイドに流れたので、ストライカーの選手がサイドに流れたということで、中にいないということはわかっていましたし、そのスペースに誰かが走る必要があるなと思っていたので、それがいい結果につながった」と振り返っている。
ただ、後半に決定機がありながらも、堂安はこの日2点目のゴールを挙げることができなかった。「自分自身の下手くそさをまた改めて感じました」と悔しさをにじませつつ「チームがこういう大差で負けている中でも、1点取るのと取らないのでは、次に向けてのモチベーションが違うと思いますし、そういうところでも引っ張っていける選手になれたらなと思う」と今後の飛躍を誓った。
さらに「全然まだまだですし、僕だけの得点じゃ意味がない。チームが勝つための得点を意識しているので、自己満足のプレイではうまくいかない」と悔やんだ堂安。その後、自身の公式Instagramも更新すると「残念な結果でした。ただ下を向いている時間はない。強くなろう」と綴った。次戦は、自身のゴールでチームを勝利へ導きたいところだ。