豪ブルースコープ、米国事業を増強へ

 豪州の高炉メーカー、ブルースコープ・スチール(BSL)は、米国子会社のノース・スター(本社・オハイオ州)を増強する方向で検討に入ったと発表した。投資額は5億~7億ドルを予定している。

 ノーススターは2015年にBSLが完全子会社化した電炉メーカー。年間210万トンの熱延鋼板を生産しており、米市況の高騰もあってフル生産が続いている。BSLは3基目の電炉と第2スラブ鋳造機を導入する考えで、年産能力を60万~90万トン増やすとしている。

 最終決定は上期決算を開示する来年2月にも公表する考え。増強工事は2~3年かかると見込んでいる。

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