三菱電機FA産業機器、鉄鋼向け大形クレーン発売

 三菱電機FA産業機器(本社・福岡市、社長・牟田義文氏)は、鉄鋼など重量物を搬送する軌条形の大形クレーンサドル「FTシリーズ」を発売した。

 FTシリーズは従来のフランジ付車輪タイプ「STシリーズ」の大容量クレーンとして開発されたもの。STシリーズでは巻上容量10トン×スパン20メートルを範囲としていたが、FTシリーズでは最小で7・5トン×スパン10メートル、最大では20トン×スパン28メートルまでの計30機種をそろえ選択肢を大幅に増やした。

 フレームにはチャンネル鋼やH形鋼を使用。また高強度車輪の「FCD800」を採用することで小径化している。標準価格はシングルガーダ10トン×18メートルの場合276万6千円、ダブルガーダ20トン×28メートルで622万円。受注は7月20日から、一部機種では10月1日から開始する。

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