デグロム快投&打線5本塁打 メッツがNY対決を制す

【メッツ8-5ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

メッツはエースのジェイコブ・デグロムが7回途中12奪三振3失点(自責点2)の好投を見せ、打線は5本塁打を含む15安打8得点の猛攻でそれを援護。投打が噛み合ったメッツがヤンキースとの「サブウェイ・シリーズ」を制した(今日の試合は雨天順延となった日本時間7月23日の振替試合)。初回にアメッド・ロサリオの5号先頭打者アーチなどで2点を先制したメッツは、その後もホゼ・バティースタの9号2ラン、トッド・フレイジャーの11号ソロ、ブランドン・ニモの15号ソロ、マイケル・コンフォートの16号ソロが飛び出すなど、一発攻勢で着実に加点。先発全員安打の猛攻でデグロムに十分な援護点をプレゼントし、デグロムは今季7勝目(7敗)をマークした。

今季のデグロムは5月以降、防御率1点台をキープしており、ミッキー・キャラウェイ監督は「彼はおそらく以前に経験したことのないような経験をしているだろう」とデグロムの歴史的な活躍について語っている。今季3先発目となった日本時間4月11日のマーリンズ戦で今季ワーストの4失点を喫したデグロムだが、その後は今日の試合を含めて21先発連続で3失点以下。これはドワイト・グッデンが持つ球団記録まであと3に迫る数字である。打線との巡り合わせが悪く、防御率1点台ながら今季ここまで7勝しか挙げられていないデグロムだが、防御率のみならず投球内容の充実ぶりは球界有数。マックス・シャーザー(ナショナルズ)とのサイ・ヤング賞レースの行方には大きな注目が集まっている。

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