東工大の国際交流講座、米ハーバード大の学生ら「たたら製鉄」体験

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 日本の伝統的な製鉄法である「たたら製鉄」などを日米の大学生が体験する東京工業大学主催の国際交流ワークショップが11日、千葉市で開かれた。東工大と米国のハーバード大、マサチューセッツ工科大の学生15人が参加し、小型のたたら炉の操業体験や鉄片からペーパーナイフを作る鍛冶体験を通じて交流を深めた。

 同ワークショップは昨年初めて開催し、今年で2回目。当初は先月21日に行う予定だったが、猛暑のため延期していた。

 今回は刀匠・松田次泰氏の自宅前で行われた。学生たちは、新日鉄住金が協力する任意団体「ものづくり教育連絡会」のメンバーや東工大の渡邊玄助教による指導を受けながら、たたら炉に原料の砂鉄と木炭を投入する作業に挑戦。鍛冶体験では、長さ約10センチの短冊状の和鉄を火箸でつかみ、鍛冶炉で真っ赤に熱しては金づちで成形する作業に黙々と取り組んでいた。松田氏の自宅で日本刀の鑑賞も行った。

 参加した学生は「たたらも鍛冶も経験する機会がないので貴重な体験でした」と感想を話していた。