北日本の日本海側を中心に、15日（水）午後から16日（木）にかけて、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる見込み。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
　
　北海道付近に、前線が停滞している。北日本に暖かく湿った空気が流れ込み、15日は前線の活動が活発になる見込み。北海道は13日（月）から激しい雨の降っている所があるが、15日昼過ぎから16日にかけては、日本海側を中心に激しい雨の降る所があり、大雨となる予想だ。前線に向かっていちだんと湿った空気が流れ込む16日は、東北の日本海側を中心に記録的な大雨となるおそれがある。

日本海側中心に大雨

　北日本は15日午後から16日にかけて、日本海側を中心に雷を伴い激しい雨が降り、大雨となる見込み。東北の日本海側は16日にさらに雨が強まる予想で、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、降り始めからの総雨量がかなり多くなるおそれがある。北陸でも16日は雨が強まり、17日（金）にかけて大雨となりそうだ。
　
　北日本や北陸は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要となる。落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心掛けたい。

　15日夕方までの予想される雨量（多い所）
　北海道、東北　　　80ミリ
　
　15日夕方から16日夕方までに予想される雨量（多い所）
　東北　　　　　　200～300ミリ
　北海道、北陸　　100～150ミリ