ハースでF1キャリアを満喫するマグヌッセン「最初の数年は不安定で恐ろしかった」

 ケビン・マグヌッセンは、不安定だったF1での最初の数年を経た後、ハースのおかげでようやくF1を楽しむことができていると述べている。

 マグヌッセンは2014年にF1に昇格、ジェンソン・バトンのチームメイトとしてマクラーレンに加入し、それを素晴らしいことだと信じていた。しかしながらマグヌッセンは1年後、マクラーレンを解雇され、フェルナンド・アロンソにシートを譲った。

 1年間F1から離れた後、マグヌッセンはルノーからF1に復帰した。2017年にマグヌッセンはハースと契約を交わし、現在はチームのトップドライバーとなり、チームのチャンピオンシップポイント66ポイントのうち45ポイントを獲得している。

 マグヌッセンはF1デビューしてからの最初の数年を「いろいろなチームを転々としたり、シートを失ったりし、非常に不安定で恐ろしかった」と振り返る。

「僕のF1キャリアの始まりはとても不安定だった。F1の前まではいい勢いがあったけど、F1に昇格した途端に勢いがなくなったんだ」

「F1に昇格して入ったチーム(マクラーレン)はとても不安定で、上層部はもめていた」

「すべては僕とジェンソンの話だと分かっていたから、大きなプレッシャーがあった。僕たちはミスするようになり、そうなると緊張してパフォーマンスを発揮できなくなった」

 ハースに移籍したマグヌッセンはその後、良い方向へ変わっていった。

「とても楽しいよ。F1に入ってから今までで一番楽しいし、最高に競争力があり、尊重されている感じもする」

「そのことは、チームがどれほど高い質で作られているのかを示していると思う。彼らは決断を下せるし、責任を持って方向性を決めることもできる。それがチームの本当の強味だね」

「上層部では争いもないし、意見の相違もない。僕について彼らは、全力を注ぎたいと思うタイプのドライバーだということで同意し、話を進めて契約を決めたんだ」

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