【台風15号・15日】JR日豊線の運行に影響

 台風15号は15日午前3時ごろ、日向市付近に上陸し、北西へ進み、県北部を横断した。気象庁によると、都農町と西米良村では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降った。県内には台風周辺の湿った空気が流れ込むため、昼過ぎにかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降る恐れがある。JR日豊線は倒木による影響で午前9時現在、市棚-日向市間の運行を見合わせている。

 同庁によると、台風は午前8時現在、福岡市付近を時速30キロで北北西へ進んでいる。中心気圧は1004ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。本県は北部が強風域に入っている。

 JR九州によると、延岡市と大分県佐伯市内の日豊線の2カ所で線路内に倒木があり、停電が発生。臼杵(大分県臼杵市)-日向市間で始発から運転を見合わせた。このうち臼杵-北川間は午前6時40分に運転を再開したが、市棚-日向市の復旧は午前10時以降になる見込み。これらの影響で、一部の普通列車と特急8本の運休が決まっている。

 航空各社によると、宮崎空港を離着陸する便は、日本航空(JAL)の宮崎発福岡行きの1便が欠航。このほかの便にも5~25分の遅れが出ている。

 県危機管理局によると、国道7カ所、県道21カ所の予防規制は、午前8時半に全て解除された。

© 株式会社宮崎日日新聞社