ハップが7回1安打無失点の快投 ヤンキース移籍後3連勝

【レイズ1-4ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは先発のJ.A.ハップがレイズ打線を全く寄せ付けず、7回106球を投げて被安打1、奪三振4、与四球4、無失点という見事なピッチングを披露。唯一ヒットを許した4回表は一死一、二塁のピンチを背負ったものの、落ち着いて後続を抑え、レイズ打線に得点を許さなかった。ヤンキース打線は1回裏にアーロン・ヒックスのタイムリーで先制し、5回裏にはハップの女房役を務めたオースティン・ロマインが8号2ランを放ってハップを援護。2点差に詰め寄られた直後の8回裏にはグレッグ・バードが貴重なタイムリー二塁打を放ち、試合の行方を決定付けた。

ヤンキース移籍後、確実に先発投手の仕事を果たしているハップが7回1安打無失点の快投で今季13勝目(6敗)をマーク。これでヤンキース移籍後は3戦3勝となった。この日は与四死球5という数字が示すように制球にややバラツキがあったハップだが、それがプラスに作用し、レイズ打線を翻弄。許したヒットは4回表にC.J.クロンに打たれた1本だけだった。移籍直前の4先発では防御率7.41と打ち込まれ、移籍後の活躍を不安視されていたものの、移籍後の3先発では3勝0敗、防御率1.89という見事な活躍。首位レッドソックスの背中が遠ざかってしまったヤンキースだが、ワイルドカード獲得、そしてポストシーズンの戦いに向けて、ハップが貴重な戦力となることは間違いなさそうだ。

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