トーネジ、加工設備を増強

 有力ボルトメーカーのトーネジ(本社・茨城県つくば市、社長・岡部純氏)は加工設備の投資を加速させる。

 今春に圧造機1基を新規に導入したことに伴い、下工程の能力増強を図る。ボルトとワッシャ、ナットを自動的に組み合わせる既存のアッセンブル機2基を改良して、梱包工程の一部を自動化。またNC旋盤機も2基リニューアルし、新たに2基導入して4基体制となり、加工能力を倍増させた。このほかアッセンブル機1基とロボット式のNC複合機をさらに導入する予定だ。

 同社の主力製品である座金一体型ボルト「D・LOCK(ドーブチロック)」と、リユース型の仮ボルト「ハグボルト(HUG BOLT)」の販売が好調さを維持しており、受注増に対応するため、今回の設備増強に踏み切った。

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