ゴードンが決勝2ラン マリナーズ延長12回の熱戦制す

【マリナーズ2-0アスレチックス(延長12回)】@オークランド・コロシアム

ア・リーグ西部地区の2位と3位が激突した3連戦の最終戦は、両軍無得点で迎えた12回表にマリナーズのディー・ゴードンに2号2ランが飛び出し、マリナーズ2対0で勝利。被スイープを回避したマリナーズは2位アスレチックスとのゲーム差を2.5に縮めた。マリナーズ先発のマイク・リークが8回無失点、アスレチックス先発のブレット・アンダーソンが8回途中無失点と好投し、両軍無得点のまま延長戦に突入したこの試合。両軍ともなかなか好機を生かすことができず、最後は今季わずか1本塁打の伏兵ゴードンに一発が飛び出したマリナーズが熱戦を制した。マリナーズ5番手のジェームス・パゾスが今季3勝目(1敗)。エドウィン・ディアスは今季47セーブ目をマークした。

開幕第3戦以来となる本塁打を放ったゴードンは「行ったと思ったよ」と打った瞬間の手応えを振り返ったが、「彼らは僕たちの打球をことごとくキャッチしていたから…」と本塁打キャッチを恐れていたことも明らかにしてくれた。一塁走者のマイク・ズニーノは「打球がスタンドインする、しないに関わらず、一塁から一気に生還するつもりだった。出来る限り大きなリードを取ったよ」と語ったが、全力疾走の必要はなし。ゴードンがメジャー8年間で放った通算13本目の本塁打がチームに大きな勝利をもたらした。なお、ディアスは28セーブ機会連続成功となり、これはJ.J.プッツが2006年から2007年にかけてマークした31セーブ機会連続成功に次ぐ球団2位の記録。また、2014年にフェルナンド・ロドニーがマークした48セーブの球団記録にもあと1に迫っている。

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