フィリーズ・ラモスが新天地初戦で大活躍 3安打3打点

【レッドソックス4-7フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

7月末のトレードでレイズからフィリーズに加入したウィルソン・ラモスが故障者リストから戦列復帰を果たし、「6番・捕手」で新天地デビュー。3本の長打を放つ大活躍を見せ、メジャー最高勝率を誇るレッドソックスを破る立役者となった。3回表に3点を先制されたフィリーズは、4回裏にラモスのタイムリー二塁打を口火として同点に追い付き、6回裏にはスコット・キンガリーの犠牲フライで勝ち越しに成功。7回裏にはラモスの2点タイムリー二塁打などでリードを広げ、その後のレッドソックスの反撃を1点にとどめて逃げ切った。ラモスは6回裏に7年ぶり通算2本目の三塁打を放っており、1試合3長打の大活躍。フィリーズは先発のビンス・ベラスケスが3回途中で降板したものの、リリーフ陣が奮闘し、5番手のトミー・ハンターが今季4勝目(2敗)をマークした。

左ハムストリング痛による戦線離脱から復帰したラモスは「自分ができることをみんなに示したかったんだ。今日は特別な日になったよ。ずっと覚えているだろうね」と大活躍を見せた新天地デビュー戦を振り返った。フィリーズの選手として初めての試合で3本の長打を放ったのは、1942年のエド・フリード以来、実に76年ぶりの快挙。「彼は間違いなくヒーローだったね。素晴らしいフィリーズでのデビュー戦だったよ」とゲーブ・キャプラー監督もラモスへの賛辞を惜しまなかった。地区首位のブレーブスを2ゲーム差で追うフィリーズに強力な戦力が加わったと言えそうだ。

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