[移籍]Jリーグ経験なしでCL経験あり! 甲府、異色の経歴を持つ瀬戸貴幸を“逆輸入”

2016年には、ELでローマの王子トッティとも対戦した瀬戸 photo/Getty Images

J2のヴァンフォーレ甲府は16日、欧州でのプレイ経験を持つMF瀬戸貴幸が加入することになったと発表した。背番号は「44」を身につけることとなっている。

現在32歳の瀬戸は高校卒業後、ブラジル留学や地域リーグでのプレイを経て、2007年に当時ルーマニア3部リーグに所属していたアストラ・ジュルジュに加入。初年度からチームの主力として活躍すると、2年間でチームを1部リーグへ押し上げ、その後は欧州最高峰のコンペティションであるチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへ出場するチームへ成長させた。2015-16シーズンはトルコのオスマンスポルへ移籍したが、翌シーズンにアストラへ復帰。2シーズンプレイしたが、今年7月にチームを退団していた。

瀬戸はこれまで、ルーマニア1部リーグでは通算263試合に出場して25得点を記録。ヨーロッパリーグでは29試合、チャンピオンズリーグでも2試合に出場していた。そんな瀬戸は甲府の公式サイトを通じて「私にとってJリーグでのプレイは初めてですが、この年齢でチャレンジさせてくれるヴァンフォーレ甲府に感謝しています。これまで長い間、ヨーロッパで選手としてプレイをしてきました。その経験をチームのために生かせるよう頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」と意気込みを語っている。

Jリーグのプレイ経験はないがCLのプレイ経験はあるという異色の経歴を持つ瀬戸。逆輸入されたサムライは、自身初のJリーグで結果を残すことができるのか。

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