今季のプレミアリーグ、解任されそうな監督ランキング

『FourFourTwo』は今季のプレミアリーグで解任される可能性が高い監督ランキング」という記事を掲載した。

移籍マーケットが他の国よりも数週間前に終わるという異例のシーズンを迎えたプレミアリーグ。各チームは短い期間でチームを構築しなければならなくなった。

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現状のプレミアリーグの20クラブにおいて、最も解任されそうな監督とは誰なのか?

20位:ショーン・ダイチェ(バーンリー)

ダイチェはバーンリーの重要な選手でもあった人物であり、クラブをプレミアに昇格させた功労者でもある。

昨季はチームを7位に引き上げており、その仕事は安全だ。奇妙なことに、ビッグクラブは彼をあまり欲しがっていないようだが。

19位:ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)

シティは記録的な勝点数を獲得してプレミアリーグの王者となった。もし今季不調になったとしても、グアルディオラは言葉でそれを正当化できるだろう。

18位:ユルゲン・クロップ(リヴァプール)

CL決勝進出、トップ4フィニッシュ。それ以上に彼はファンから愛されている。情熱的であり、時にはさらに情熱的な彼の性格は、選手からも慕われる。

もしボルシア・ドルトムントでの2014-15シーズンのように降格圏まで落ちてしまうことがあれば、いつでも解任されるだろうが。

17位:ウナイ・エメリ(アーセナル)

もしヴェンゲルのような記録を作ったら、エメリは2040年まで指揮をとることになる。全然退団しないジョエル・キャンベルはまだアーセナルにいるかもしれない。

現実的に言えばエメリは2020年までクラブを率いることができれば御の字だろうが、新しいリーグに挑戦する新しい男だ。未知のチームを指導する時間は与えられるだろう。

16位:エディ・ハウ(ボーンマス)

ハウを解任することがあれば驚きである。とても起こりそうにないことだ。2008年に監督となり、4部からチームを引き上げてきた。

監督を探している他のクラブは彼が解任されるときを待っているかもしれない。しかしハウは苦しい時を迎えると必ず復活してきた。

15位:マウリツィオ・サッリ(チェルシー)

ああ、いくらロマン・アブラモヴィッチがオーナーだからといっても…。

14位:デイヴィッド・ワグナー(ハダーズフィールド)

ハダーズフィールドのサポーターは、ワグナーが14位であることに納得行かないだろう。率直に言って、それは正しい。心配する必要はない。

クラブのヒーローであり、フロントからの支持も不足していない。全く問題はないだろう。

13位:ヌーノ(ウォルヴァーハンプトン)

ジョルジュ・メンデス代理人の最初の顧客として知られるヌーノは、大量補強された選手たちとともに信頼を勝ち取った。

そのポジションは非常に安定しているように見える。昇格組にクラブとしては、非常に高い期待を受けている。

12位:クリス・ヒュートン(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)

彼はまず人気があるし、補強も委ねられているほど信頼されている。心配する点があるとすれば、序盤に強豪との試合が連続していることだけだ。

11位:マウリシオ・ポチェッティーノ(トッテナム)

新しいスタジアムに新しいトロフィーを求めているトッテナムのファンは、少し我慢が必要だろう。何せ補強がなにもないのだから。ただ、それはポチェッティーノのせいではない。

潜在的に問題を感じるのは、この動きにポチェッティーノ監督が不満を述べていることだ。ダニエル・レヴィとの関係だけが不安点である。

10位:ロイ・ホジソン(クリスタル・パレス)

昨季降格の危機にあったクリスタル・パレスを途中で引き継ぎ、最終的には11位まで浮上させたホジソン。

しかし2013年のイアン・ホロウェイ、2014年のニール・ワーノックの例で考えれば、パリッシュ会長は感情的に解任する傾向もある。起こりそうではないが、絶対にないとは言い切れない。

9位:ニール・ワーノック(カーディフ)

2部から昇格してきたカーディフの監督ワーノックは、多くの雑誌で「解任可能性が高い」と考えられている。

しかしオーナーのヴィンセント・タンはかつてスールシャールをいきなり監督にして大失敗したことから教訓を得ているはずだ。

監督には経験が必要だと考えるのであれば、ワーノックを解任することにはあまり意味がないと分かっているだろう。

8位:スラヴィシャ・ヨカノヴィッチ(フラム)

彼の能力と人気は疑問の余地がない。しかしより大きなクラブが彼を狙っている。

これまで率いたほとんどのクラブで短期間の指揮に終わっているが、フラムでは3年目。本人が変わったのか、クラブ側の問題だったのか…。

7位:マルコ・シウヴァ(エヴァートン)

マルコ・シウヴァがよくクラブを変える監督であることは知られており、エヴァートンは彼にとって4年で6クラブ目の指揮となる。

ビル・ケンライトなら何があっても我慢するだろうが、今はファルハド・モシーリがオーナーであるだけに、補強の効果が出なければ…。

6位:マヌエル・ペジェグリーニ(ウェストハム)

監督と補強に9000万ポンドを費やしたウェストハム。しかしこのチームのフロントはよく主張を変える。予期できない。

5位:マーク・ヒューズ(サウサンプトン)

ナイジェル・アトキンス、クロード・ピュエル、マウリシオ・ペジェグリーニを解任してきた彼らの無慈悲さを見れば、短期的な思考のほうが強いクラブであることはわかる。

今年3月にやってきたヒューズ監督。そのような出会いから関係が長く続く傾向はあまりない。

4位:ジョゼ・モウリーニョ(マンチェスター・ユナイテッド)

プレシーズンのスケジュール、そして補強への不満。今夏モウリーニョが話した負のコメントは大量だった。今の状況は、彼は不幸で、ファンも不幸で、経営陣も不幸であるように見える。

だがNo.1でないのは、今マンチェスター・ユナイテッドは彼を解任しにくいからだ。モウリーニョは「ある程度の」成績は保証してくれる。だから、今のところ一緒に立ち往生しているのだろうが。

3位:クロード・ピュエル(レスター)

昨年10月に就任後、騒音の中でクラブを14位から9位まで引き上げたピュエル。ただ、まだ彼に疑問を抱く者は多く、説得するまでには時間がかかる。

今夏の移籍マーケットでピュエルはクラブから手厚いバックアップを受けた。大きな買い物をした。必要なものを手にした。

しかし、それは常に諸刃の剣である。レスターのピュエルはダモクレスの剣(繁栄とともに危機が迫っていること)である。

2位:ハビ・グラシア(ワトフォード)

40試合以上ワトフォードで指揮した最後の監督は?2013年のジャンフランコ・ゾラである。

今夏は貧弱な移籍マーケットを過ごしたワトフォード。これまでの記録を見る限り、10月の終わりまでだろう。

1位:ラファエル・ベニテス(ニューカッスル・ユナイテッド)

今回のマーケットでニューカッスルは4300万ポンドを得たが、その半分以下を投資したに過ぎない。オーナーのマイク・アシュリーは財布の紐をきっちり絞っている。

補強と、練習場のオーバーホール、ユースの充実。ベニテスはそれを求めたが拒否され、「このままだと残留争いだ」と警告。今季で切れる契約の延長もまだ未定だ。

ベニテスは英国サッカーへの愛情とニューカッスルのファンへの忠実さでこの職を続けている状況である。

今後3つの道がある。ベニテスが退任する。アシュリーがベニテスを解任する。アシュリーが投資を行う。この3番目が起こることはほぼ考えられない。

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