【MLB】田中将大、6回2失点の好投も4敗目 指揮官「打線がサポートできなかった」

6回2失点と粘投するも黒星を喫したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

5年連続2桁勝利はお預け、2度走者を牽制で刺すなど粘るも…

 ヤンキースの田中将大投手は16日(日本時間17日)の本拠地レイズ戦に先発し、6回で9安打を浴びながら2失点と粘ったものの、味方の援護がなく4敗目(9勝)を喫した。ヤンキースは1-3で敗れて2連敗を喫し、首位レッドソックスとのゲーム差は「10.5」まで開いている。アーロン・ブーン監督は試合後、田中の投球について「勝つチャンスを与えてくれた」と評価している。

 田中は初回、先頭スミスに左前打を浴びると、二盗を許して無死二塁に。ウェンデルには適時二塁打を浴びて、先制を許した。さらに、バウアーにも遊撃への内野安打を打たれると、ファムはレフトへの二塁打。ウェンデルは生還し、バウアーは三本間で挟まれてアウト。ようやく1つ目のアウトを取ったものの、先頭から4連打で2失点を喫した。なおも1死三塁のピンチだったが、後続は断った。

 不安な立ち上がりとなったが、その後は修正。2回は1死からロウに二塁打を浴びたが、ペレスは空振り三振、スミスは一ゴロ。3、4、5、6回もヒットを浴びながら、2度走者を牽制で刺すなど無失点に抑え、92球でマウンドを降りた。

 しかし、打線はブレーク中の左腕スネルに5回2安打無失点に抑えられる。8回には3番手のロバートソンが1点を失い、3点差に。その裏にスタントンのタイムリーで1点を返すのがやっとで、レイズに敗れた。

 この試合が日米通算300登板となった田中だが、援護に恵まれず4敗目。日本人初の1年目から5年連続2桁勝利は持ち越しとなり、昨年7月以来の自身2連敗を喫した。

 ブーン監督は試合後、「フラストレーションがたまる試合」としつつ「マサはいいピッチングをした。勝つチャンスを与えてくれたが、打線がサポートできなかった。2回以降、スプリットを修正できていた」と評価。プレーオフに向けて、さらに調子を上げていきたいところだ。(Full-Count編集部)

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