長崎県が食中毒注意報 今年2回目 食品は十分加熱して

 長崎県は16日、県内全域に食中毒注意報を発表した。期間は16日午前11時~18日午前11時までの2日間で、7月14日に続き今年2度目。
 食中毒注意報は県内の最高気温、平均湿度、不快指数の最高値について、二つ以上の項目で基準値を上回った時に発令する。15日は最高気温31・2度、平均湿度90・3%、不快指数の最高値は83・2で、いずれも8月の基準値を超えた。
 県生活衛生課は▽生の肉や魚を切ったまな板は必ず洗う▽食品を十分に加熱する▽清潔なタオルやふきんを使う▽新鮮な食品を購入する-ことなどで食中毒を防止するよう呼び掛けており、「食中毒が発生しやすい時期なので、注意報に関係なく気を付けてほしい」としている。
 県内では今年7件の食中毒が発生し、患者数は170人。ノロウイルスや寄生虫アニサキスなどが原因となっている。

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