国指定史跡「長崎原爆遺跡」の一つ、「旧城山国民学校校舎」(長崎市城山町)で外壁の補修材の一部が剝げ落ちたことが16日、分かった。老朽化が原因とみられる。補修材は防護ネット内にとどまったため周囲への被害はなかった。
市被爆継承課によると、12日に関係者から連絡が入り発覚。2階のはりの部分に吹き付けた補修材が幅数メートルにわたり剝げ落ち、2016年度に設置した防護ネット内に収まっていた。落下した補修材は近く回収し、有識者の意見を踏まえて補修方法を決める。
旧城山国民学校校舎は市立城山小の敷地に残っている被爆校舎。1、2階は平和祈念館として公開されている。
被爆校舎の外壁 補修材一部剝落 長崎・城山小
- Published
- 2018/08/17 16:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 18:17 (JST)
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