レイズ・スネルが快投 田中将大は打線の援護なく4敗目

【レイズ3-1ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

レイズは先発のブレイク・スネルが5回パーフェクトの快投を見せた前回登板に引き続き、5回76球を投げて被安打2、奪三振6、与四球1、無失点という好投を披露。6回9安打2失点と試合を作ったヤンキース先発の田中将大との投げ合いを制し、今季14勝目(5敗)をマークした。初回先頭打者からの4連打で2点を先制したレイズは、8回表にジェイク・バウアーズのスクイズで1点を追加。8回裏にジャンカルロ・スタントンにタイムリー二塁打を浴びて1点を返されたものの、スネルのあとを継いだリリーフ陣も5人合計で4回1失点(自責点0)と役割を果たし、チームを勝利に導いた。接戦を制したレイズは敵地でのヤンキース3連戦を2勝1敗で勝ち越し。打線の援護に恵まれなかった田中は今季4敗目(9勝)を喫した。

左肩の疲労で故障者リストに入っていたスネルは戦列復帰後、投球イニング数を制限されており、復帰初戦は4回59球1失点、前回登板は5回47球無失点で降板。この試合でも5回76球でマウンドを降りたが、限られたイニング数・球数のなかで自身の役割を見事に果たし、チームの勝利に貢献した。「今日のピッチングには満足しているよ。投手有利のカウントを作り続けることができた。積極的にストライクゾーンを攻め、打者にプレッシャーを与えることができた」と自身のピッチングを振り返ったスネル。ケビン・キャッシュ監督は「田中はとても良いピッチングをしていたと思う」と田中の好投を称えたが、その田中に投げ勝ったスネルのピッチングは見事だった。

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