きょう17日(金)の未明、北海道の大雪山系黒岳(標高1984メートル)で初雪を観測した。黒岳ロープウェイを運営するりんゆう観光によると、17日の午前1時前、黒岳の標高1900メートル地点で雪が降っているのが確認できたという。
りんゆう観光では、気象庁の観測とは別に初雪の記録を行っている。例年だと9月18日頃に初雪が観測されるが、今年はそれよりも1か月くらい早く、1974年の統計開始以来、もっとも早い観測。昨夜は北海道の上空5700メートル付近に-12℃以下の強い寒気が入っており、初雪が観測された時間の気温は0℃だった。
なお、例年だと紅葉が9月上旬頃からで、初雪はそのあとの9月中旬頃であるが、今年は紅葉よりも早く雪が降ったことになる。今年の夏は各地で記録的な暑さとなったが、黒岳の初雪も記録的な早さとなった。