【熊本県感染症情報】梅毒、昨年上回る勢い

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 6~12日の県感染症情報によると、性感染症の梅毒患者が3人報告された。梅毒は全国で拡大しており、昨年は県内で80人が感染。今年はすでに58人に上っており、昨年を上回る勢いだ。県健康危機管理課はコンドーム使用などの予防を強く呼び掛けている。

 県内の梅毒患者は2016年まで年間10人前後だった。今年4月末以降は毎週患者が報告されており、男性は20~40歳代、女性は20歳代が多い。

 梅毒は感染後約3週間でしこりやリンパ節が腫れるなどの症状が出る。3カ月以上たつと手や足の裏、体全体に発疹が出ることがある。放置すると数年で臓器障害が出て死亡することもあり、妊婦が感染すると胎児へ影響する。

 予防は粘膜や皮膚に直接触れないこと。コンドームを使用するほか、皮膚や粘膜に異常がある場合は性交渉を控え、早めに医療機関を受診する。

 県内50定点医療機関から報告された手足口病の患者数は、前週比46人減の160人。保健所管轄別では、八代と水俣、菊池、熊本が警報レベルにある。

 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2人、報告された。レジオネラ症と百日ぜき、エイズ(後天性免疫不全症候群)が各1人、報告された。(林田賢一郎)

(2018年8月17日付 熊本日日新聞朝刊掲載)