エンゾンジ移籍でご利益あり!古巣クラブに「年間予算の15%」がタナボタ

『Le Parisien』は16日、「ボーヴェの副会長を務めているシルヴァン・レゲン氏は、スティーヴン・エンゾンジのローマ移籍を喜んだ」と報じた。

先日セビージャからローマに移籍することが決まったスティーヴン・エンゾンジ。移籍金は2600万ユーロ(およそ32.6億円)+最大400万ユーロ(およそ5億円)のボーナスという条件となった。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

エンゾンジは様々なクラブのユースを渡り歩いた経験を持っており、ラシン・パリ、パリ・サンジェルマン、リジュー、カーン、ボーヴェに所属していた。

その後2007年にアミアンでプロデビューし、ブラックバーン、ストーク・シティを経て、2015年にセビージャへと移籍している。

今回大きな喜びを示しているのは彼が2004-05シーズンに所属したボーヴェだ。

彼らは現在ナショナルリーグ3(5部)に所属しており、非常に厳しい経営を余儀なくされている。

しかし今回エンゾンジが移籍したことにより、トレーニング報酬として13万3250ユーロ(およそ1671万円)を請求する権利を得たのである。

シルヴァン・レゲン副会長 「我々はすぐに要求するだろう。この割当は我々の権利だ。我々のようなクラブにとっては拒否できないものだ。来シーズンには82万ユーロ(およそ1億円)の予算を組むことができる!」

13万3250ユーロはその予算の15%に当たる額。いやはや、なんともエンゾンジのご利益は大きかった。

© 株式会社ファッションニュース通信社