樹齢400年以上 健軍神社参道のスギ、伐採業者が輪切りにして提供

加藤清正が植えたとされ、倒れる危険性があったため伐採されたスギ。中央は黄檗賢二さん=熊本市東区
加藤清正が植えたとされるスギなどが並ぶ健軍神社の参道=熊本市東区

 加藤清正が熊本市東区の健軍神社参道に植えたとされる樹齢400年以上のスギが、倒れる危険性があるため切り倒された。伐採した業者は処分するのが忍びないとして、「欲しい人がいれば輪切りにして渡したい」と呼び掛けている。

 同神社によると、慶長年間(1596~1615年)ごろ、清正が軍馬の訓練場を整備した際、道の両脇に屋久島から取り寄せたスギを植えたとされ、道は後に参道として同神社に寄付された。

 1240メートルある参道に15本ほど残っていた高さ25メートル程度のスギのうち、6本の根元が落雷や虫食いによって空洞化。車道に傾く恐れが生じ、市の指定保存樹木から外された。5月末、社寺を専門とする近くの建築会社=黄檗[きわだ]賢二さん(65)経営=が切り倒した。

 輪切りにして15人くらいの希望者に渡すのは6本のうち保存状態の良かった1本で、直径約50センチ~1メートル。黄檗さんはテーブルや壁飾りなどに使ってもらえればと考えており、「清正ゆかりの貴重な木。歴史を感じてほしい」と話している。

 工賃2千~3千円は同神社に寄付する。黄檗さんTEL090(4993)6306。(木村恭士)

(2018年8月18日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから