節水を呼び掛け 佐世保市水道局がダムの貯水率低下で

 佐世保市水道局は17日、連日の猛暑でまとまった降雨がなく、佐世保市内に6カ所あるダムの平均貯水率が82・8%まで低下したと発表。給水制限をするレベルではないものの、今後も貯水率は下がり続ける可能性があるとして「普段の生活や業務に支障がない範囲で節水協力をお願いしたい」と呼び掛けている。

 佐世保市水道局によると、佐世保市南部の下の原ダムが76・1%で最も低く、佐世保市中央部の山の田ダムが94・2%で最も高い。佐世保市内では7月上旬の大雨後、ほとんど雨が降っておらず、8月15日の台風15号接近時も降雨量は約15ミリだった。夏は水の使用量が多く、少雨が続けば貯水率が1日1%程度下がる可能性があるため、節水協力を呼び掛けた。

 佐世保市では2007年にダムの平均貯水率が60%程度まで低下し、佐世保市内全域で減圧給水を実施した。

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