マカオの美しすぎる点心!ミシュランお墨付き「The Eight」で飲茶を

「お茶を飲みながら点心を頂く」、マカオで親しまれる飲茶文化。円卓を囲みながら大切な人たちとの会話に花を咲かせる・・・コミュニケーションの場でもあります。星の数ほど中国料理店が集まるこの街で、唯一ミシュラン三ツ星を獲得するレストラン「The Eight」。味はもちろん、見た目も芸術的な品々をご紹介!さぁ、飲茶タイムの始まりです。

燃えるような赤の世界に、舞う金魚たち

空間演出を手がけるのは香港の人気デザイナー、アラン・チャン。デザインのコンセプトは「8」と「金魚」。中国で「8」は強いエネルギーを持つ縁起の良い数字、金魚は富をもたらすと言われており、運気がアップしそうな内装です。

赤く染まる店内に、きらびやかに浮かぶシャンデリア。美しい世界観に包まれ料理への期待が更に高まります。

職人魂ここにあり!繊細な食の芸術を堪能

ランチは40種類以上もの点心から選べます。モダンでクリエィティブな料理を生み出すのは香港出身のエグゼクティブシェフ。様々な土地に自ら赴きヒントを得ているのだそう。金魚の形をしたえび餃子はぷりっぷり、そしてサンゴ貝とパクチョイの餃子も歯ごたえが良く美味!

ハリネズミの姿をした肉まんは、肉汁たっぷりのチャーシューが詰まっています。一方カニの身が入ったカレー風味のタルトはサックサク、カニの形で見た目もキュートです。

松茸と菊花豆腐のチキンスープ。一見ヌードルに見えるほど、豆腐に細かく包丁が入れられています。その数なんと片面105回、両サイドで合計210回というから驚き!中国のHuaian(淮安市)で有名なナイフテクニックなのだそう。

一羽をまるごと揚げたクリスピーチキンは、皮はパリパリ中はジューシー。

季節の野菜と百合根、クコの実の煮浸し。出汁の効いた優しいお味、そしてシャキシャキ、コリコリ・・・と食感が気持ち良い一皿です。

黄金色に輝くチャーハンは、海鮮がゴロっと入った豪華な一品。桜えびの香ばしい香りが、満たされた食欲を再び蘇らせます。こちらを目当てに訪れる常連客もいるほど人気だそう。

モクモクと煙をたてながら登場したのは冷え冷えのマンゴースープ。柑橘系の爽やかなポメロやストロベリー、季節のフルーツがたっぷりと入っています。甘すぎずさっぱりとした後味で、最後の締めとして完璧なデザート。

と思いきやまだありました。一口サイズのエッグタルトと共に出てきたのは香港スタイルのミルクティ。ほろ苦さが際立つ奥深い味わい。

目で味わい、舌で味わう。これぞマカオの極上点心

「次はどんな一皿が出てくるんだろう・・・?」料理が一品、又一品と出されるたびに高まる高揚感。「The Eight」が織りなす点心は、これまで食べていた伝統的なものとは全く異なる、新感覚でモダンなスタイル。美食の街マカオで、飲茶タイムを楽しんでみてはいかがでしょう?

「The Eight」

Location:2/F, Grand Lisboa

Tel:(853) 8803 7788

Lunch:11:30 – 14:30 (Mon – Sat) 10:00 – 15:00 (Sun / Public Holidays)

Dinner:18:30 – 22:30

URL:https://www.grandlisboahotels.com/en/grandlisboa/dining/the-8

[All photos by Ai Kaneko]

『協力:マカオ政府観光局』 URL:http://en.macaotourism.gov.mo

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