「子ども列車」再開の汽笛 熊本市動植物園で2年4カ月ぶり運行

運行を再開した子ども列車を楽しむ親子連れ=18日、熊本市東区
駅舎ごと倒壊した園内を走る子ども列車=2016年4月30日(横井誠)

 熊本地震の影響で部分開園が続く熊本市東区の市動植物園で、被害が大きかった遊具「子ども列車」が18日、運行を再開した。これで現在同園にある遊具11施設はすべて復旧した。子どもたちの笑顔を乗せたミニSLが、2年4カ月ぶりに汽笛を響かせた。

 3両編成のSL型列車で、池を囲う長さ218メートルの線路を約2分半かけて走るアトラクション。熊本地震では駅舎が倒壊し、列車も損傷。復旧や修理に時間を要し、2017年2月からの部分開園後も使用できない状態が続いていた。

 再開初日となった18日は、正午までに109人が乗車した。家族3人で訪れていた田上照衛ちゃん(2)=南区=は3回乗ったという。「楽しかった。また乗りたい」と笑顔をはじけさせた。

 同園には地震前まで13の遊具があったが、2施設は取り壊し、現在は11施設。維持担当を担当する同園技術主幹の神崎雄樹さん(51)は「子ども列車の被害はニュースなどでよく取り上げられ、動植物園の被災を象徴するものだった。復旧を園全体の復興につなげたい」と話す。

 同園の入園料は200円(中学生以下無料)。子ども列車は1人200円(1歳以下無料)。(小山智史)

©株式会社熊本日日新聞社

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