長崎で「えんげキッズ」 演出家と一緒に演劇作り

 長崎市の子どもたちがプロの演出家と一緒に演劇を創作する「えんげキッズ」が18日、茂里町の長崎ブリックホールで始まり、子ども21人が初顔合わせした。「願い事」をテーマに今後ストーリーや衣装、小道具を作り、演技や歌を練習する。90分の作品に仕上げ、26日の発表会で披露する。
 小学校高学年を中心に演劇の楽しさを伝え、コミュニケーション能力の向上につなげてもらおうと、市が開催。埼玉県在住の演出家、多田淳之介さんが総合演出を担い、地元劇団代表ら4人も講師を務める。
 18日は子どもが互いに仲良くなることを目的に、ジェスチャーによる伝言ゲームなどを楽しんだ。今後4チームに分かれて講師と一緒に台本やせりふ、演技などを練り、それらをつないで一つの作品に仕上げる。
 市立畝刈小6年、松尾千晴さん(11)は「楽しみ。感動する作品になったらいいな」と話した。多田さんは「子どもたちはこれから毎日成長する。真剣にものをつくることの大切さも感じてもらえれば」と語った。
 発表会は26日午後2時~3時半、長崎ブリックホールのリハーサル室。観覧無料。

ジェスチャーによる伝言ゲームを楽しむ参加者=長崎ブリックホール

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