大山車巡行、迫力体感を 舞台ではやし 子どもたち練習に熱

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歩行者天国になった旧国道を巡行する大山車(一昨年)
三味線と太鼓の合同練習で音合わせをする子どもたち=大分市野津原

 大分市野津原地区に受け継がれる「清正公(せいしょうこう)祭」が24日、野津原神社周辺で開かれる。目玉は2年ぶりとなる本町区の大山車(おおやま)(全長約6メートル、高さ約4メートル、幅約3・5メートル)巡行。「過疎・高齢化が進む古里を盛り上げよう」と思いを一つに準備を進めており、舞台に乗り、はやしを奏でる子どもたちの練習にも熱がこもる。

 野津原に宿場町を開いた肥後藩主・加藤清正の遺徳をしのぶ祭りで、本町、新町、恵良の3区で明治初期から続いている。かつて大山車は各区にあったが交通事情などで途絶えた。その後、「昔の活気を取り戻そう」と2004年に本町区が復活させ、みこし担ぎ当番以外の年に巡行している。

 舞台は約8平方メートルと県内最大級。男衆約50人がかりで引き、歩行者天国(午後6時~同11時半)となった旧国道(市道)をゆっくりと練り歩く。地元の老人クラブが交通整理に当たるなど、住民総出で維持している。

 はやしの三味線を担当するのは本町区の女子中学生。今年は4人で弾くが、うち3人は三味線に触れるのも初めて。地元の波多野浩さん(56)の指導で、5月から週1回ペースで特訓を積んできた。当日は約3時間にわたる長丁場。安田笑花さん(14)=野津原中3年=は「2年前は腕が筋肉痛になった。伝統の祭りを楽しんでもらえるように、今年も力を合わせて盛り上げたい」と意気込む。

 太鼓を務めるのは本町子ども会の児童。15人が2班に分かれて交代でたたく。熊谷遥馬君(11)=野津原小6年=は「みんなで元気に掛け声を出して頑張りたい」と張り切っている。

 大山車は途中3カ所で止まり、生バンド演奏や歌謡ショーもある。舞台上にみこしを「載せよう」「載せまい」と男衆が激しい攻防を繰り広げる「みこし上げ」は午後8時ごろから、本部席前で。問い合わせは野津原支所(TEL097・588・1111)。